気温:大都市ほど上昇 東京2.62度、名古屋1.85度 1月平均、50年前と比べ
- 2008/05/31(土) 00:00:00
東京の1月の平均気温が50年前より2・62度上昇するなど、大都市ほど気温の上昇率が高くなる傾向があることが気象庁の観測で分かった。年間の熱帯夜(最低気温25度以上)の増加や、冬日(最低気温0度未満)の減少も著しい。大都市では地球温暖化に加え、ヒートアイランド現象の影響を強く受けていることが浮き彫りになった。【樋岡徹也】
気象庁が07年までの観測データを分析。1月の平均気温は、過去50年間で▽東京2・62度▽札幌2・02度▽名古屋1・85度−−それぞれ上昇し、大都市で軒並み高かった。大気の動きが活発化して熱がたまりにくい夏より、冬の方が気温上昇がより顕著だという。一方、長野市や水戸市など中小都市17地点は平均1・06度の上昇にとどまった。
また、過去10年間のデータを分析した結果、熱帯夜の年間増加日数は▽福岡5日▽東京3・7日▽名古屋3・6日−−。逆に冬日は▽東京9・5日▽名古屋7・8日▽福岡6・2日−−減った。
気象庁気候情報課は「都市の高温化は、温暖化に伴う世界の平均気温上昇の数倍の速度で進んでおり、生活環境の悪化や生態系への影響が懸念される。今後もデータの詳細な解析を行い、ヒートアイランド対策を進めたい」と話している。
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◇大都市部の気温などの変化◇
1月平均気温上昇 熱帯夜の年間日数 冬日の年間日数
札幌 2.02度 増減なし 4.9日減
東京 2.62度 3.7日増 9.5日減
名古屋 1.85度 3.6日増 7.8日減
大阪 1.40度 観測所移転のためデータなし
福岡 1.79度 5.0日増 6.2日減
*1月平均気温は過去50年間、熱帯夜と冬日は過去10年間
毎日新聞 2008年5月31日 東京朝刊
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