アフリカ開発会議:参加国「温暖化で被害」強調

  • 2008/05/29(木) 00:00:00

横浜市で開かれている「第4回アフリカ開発会議(TICAD4)」は28日、全体会合を開き、貧困削減と温暖化防止について議論した。TICADで温暖化防止が主要議題となったのは初めて。日本は7月の北海道洞爺湖サミットに向けて、温暖化防止の枠組み作りへアフリカ諸国の支持を固めるのが狙いだったが、各国からは、温暖化が食糧高騰や貧困化を加速させる原因にもなっているという意見が相次いだ。

 ムンベンゲグウィ・ジンバブエ外相は「南部アフリカは干ばつや洪水など近年、気まぐれな気候の変動に振り回され、農業生産も脅かされている」と発言。温暖化問題に対する各国の意見はいずれも「被害者の立場」を強調するトーンだった。

 アフリカ連合の議長国タンザニアのキクウェテ大統領は、日本が提唱する途上国向けの総額100億ドルの温暖化防止資金の「クールアースパートナーシップ」について「一定の比率をアフリカのためにとってほしい」とくぎを刺した。【鵜塚健】

毎日新聞 2008年5月29日 東京朝刊

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