ハイブリッド車:業務用にも拡大 メーカー各社、燃費の良さアピール

  • 2008/06/04(水) 21:33:24

 ◇コマツ・油圧ショベル/日野自・観光バス/川重・路面電車
 乗用車で普及が進むハイブリッド車が、建設機械やバスなど業務用車両にも広がっている。メーカー各社はハイブリッドの燃費の良さや静かさをアピールし、開発・販売を強化している。【宮島寛】

 建設機械最大手のコマツは昨年、世界初のハイブリッドのフォークリフト「バッテリーハイブリッドフォークリフト」を発売した。目玉は燃費の良さだ。フォークリフトは電動式とエンジン式があり、昼夜を問わず使われることが多く、多量の電気やガソリンを消費するが、トヨタ自動車の「プリウス」と同様、ブレーキで生じるエネルギーを電気に変えて再利用する。

 従来の電動式と比べ、消費電力は2〜3割削減できるという。価格は396万〜490万円と従来型の3割高だが「5〜6年で元が取れる」(広報)といい、これまで約400台を販売した。輸出も検討している。

 同社は6月、ハイブリッド版の油圧ショベルも発売。ショベルの旋回を止める際のエネルギーをエンジンの補助動力に転用し、燃費向上につなげている。

 日野自動車は5月、ハイブリッドの観光バス「セレガハイブリッド」を11年ぶりに全面改良した。初代モデルは3195万円(税抜き)と当時としては高額で、販売は88台にとどまった。新型は4118万円(同)だが、燃費をディーゼル車より5%向上させ、燃料高などを背景に「需要増が見込める」と判断。モーターの性能も高め、発進時などの音を大幅に低減した。乗り心地がよく、豪華バス向けの需要を狙う。

 川崎重工業は、ブレーキのエネルギーを電気に変えるハイブリッド技術を取り入れた路面電車「SWIMO(スイモ)」を開発中だ。大型バッテリーを車内に積み架線がいらない。同社は「初期投資が抑えられ、景観も良くなる」とし、来年の実用化を目指す。路面電車は、京都市や堺市などで導入検討の動きがあり、自治体に売り込みをかける考えだ。

毎日新聞 2008年6月4日 東京朝刊

けいざいフラッシュ:百貨店の冷房温度を引き上げ

  • 2008/06/04(水) 21:32:54

 日本百貨店協会は、加盟する百貨店93社266店舗で7月7日から1カ月、冷房設定温度を2度程度引き上げる。北海道洞爺湖サミットに合わせ地球温暖化への取り組みを訴える。設定温度は26〜28度の見通し。食品売り場などは例外となりそうだ。期間後は各社が判断する。同協会は「秋物商戦が本格化する8月以降に、夏の環境対策を強調するのは難しいかもしれない」と話している。

毎日新聞 2008年6月4日 東京朝刊

ごみ排出量:6年連続減 有料化が効果?−−環境省まとめ

  • 2008/06/04(水) 21:32:30

 06年度に家庭やオフィスから出された生ごみや紙などの一般廃棄物の1人当たり排出量は6年連続で減少し、バブル経済崩壊前の90年度並みになったことが3日、環境省のまとめで分かった。自治体の57%が家庭ごみ収集を有料化した効果が表れたとみられる。

 総排出量は東京ドーム約140杯分の5202万トンで、前年度比で1・3%減った。内訳は、家庭ごみ3316万トン、事業系ごみ1581万トン、集団回収305万トンで、このうち1021万トンが資源として再利用された。リサイクル率は19・6%となり、過去最高だった。その結果、埋め立て処分量も680万トンと過去最低で、最終処分場の残余年数は8カ月半延びて15・5年になった。

 一方、一般廃棄物の排出量を1人当たりに換算すると、毎日1・1キロになる。リサイクル率のトップは長野県清内路村の93%だった。【山田大輔】

毎日新聞 2008年6月4日 東京朝刊