東京・築地市場移転:シアン化合物検出で専門会議 「浄化で健康影響なし」
- 2008/06/01(日) 22:36:50
東京都中央卸売市場築地市場の移転予定地(江東区豊洲)の土壌から高濃度のシアン化合物が検出された問題で、都の専門家会議(座長、平田健正・和歌山大教授)は31日、シアン化合物を含む地下水がガス化して空気中に広がっても、適切な浄化対策を取っていれば人体への影響はないとの検証結果を明らかにした。
シアン化合物は微量でも致死率が高く、揮発しやすい。専門家会議は、地下水中のシアン化合物がガス化して建物のすき間から室内に浸透し、生鮮食料品に付着する水分に溶け込んだと想定。この生鮮食料品を食べても安全性を保証できる地下水の濃度を試算した結果、(1)建物の下については地下水中のシアン化合物を環境基準まで浄化する(2)それ以外の場所では排水基準(環境基準の10倍)まで抑える−−などとする対策で安全なレベルまで抑えられるとした。
移転予定地の土壌からはシアン化合物が最高で環境基準の860倍検出され、地下水でも966地点で基準を上回った。【市川明代】
毎日新聞 2008年6月1日 東京朝刊
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